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2024/06/19 11:00


皆さんお持ちの精油、きちんと保管できてますか?


気温や湿度が高くなるこの時期だからこそ注意!


精油の正しい保管方法をおさらいし、安全にアロマを楽しみましょう♪



○精油の劣化


精油が劣化するというのはどのようになる事をいうのでしょうか?


・酸化

酸化とは酸素と結びつきやすい構造の成分が、空気中の酸素と反応し、構造が変わってしまうこと。

柑橘系精油に多く含まれるリモネンは、特に酸化されやすい成分のひとつ。

スイートオレンジの場合、開封後常温保管で、半年後リモネンの含有量が約22%減ったという結果も。

香りが変わるだけでなく、見た目にも色が変わってしまうなどの変化が起こります。


・加水分解

精油成分中のエステル類は、湿気などの水分と反応してカルボン酸+アルコールに分解されること。

加水分解を起こしやすい香り成分に

酢酸リナリルや酢酸ベンジルなどがあります。


酢酸リナリルはラベンダーやベルガモットなど、

酢酸ベンジルはイランイランやジャスミンなどの精油に多く含まれます。


・重合

香り成分同士が引っ付き合って連なり、大きな化合物を作ることを重合といいます。

重合すると、精油の粘度が高まりドロっとしたり、香りも劣化しやすくなります。



○正しい精油の保管方法


精油は製造時から成分の変化が始まっています。


精油の劣化の原因は


空気(酸素)、紫外線、温度、湿度


これらを避ける保管方法を心がけます。



☆精油の保管容器


遮光性のガラス容器が最適です。


キャップをしっかり締めてビンを立てて保管しましょう。



☆精油の保管場所


直射日光と湿度を避け、冷暗所に保管します。



☆精油の保存期間


開封後1 年以内が目安とされています。


特に、柑橘系の精油は、ほかの精油と比較して成分変化が起こりやすいといわれており、開封後半年以内を目安としましょう。



○古くなった精油はもう使えない??


古くなった精油はお肌に使用する使い方は避けましょう。


香りは悪くないが古くなってしまってもったいない!


というときは、リードディフューザーやアロマ芳香剤に利用したり、お掃除に活用するなど早めに使い切りましょう!!

☆アロマ芳香剤の作り方はこちら☆

☆精油のお掃除活用術はこちら☆

精油を正しく保管し、安全にアロマを楽しみましょう♪