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2024/03/20 08:00

もうすぐ4月。


新学期、新生活の始まり。


新しい環境、新しい仕事など、変化によるストレスが増えるこの季節。


通勤・通学や、会議などの大事な仕事のときに限ってお腹が痛くなる…

下痢と便秘を繰り返している…


などなど、ストレスが過剰になるとでやすい不調の一つが、過敏性腸症候群。


今回は、そんなストレスによる胃腸の不調に、アロマでできることをご紹介します。



○過敏性腸症候群とは


過敏性腸症候群は、検査をしても腸に異常は見られないのに、腹痛、下痢、便秘、下痢と便秘を交互に繰り返す、ガスがたくさん出る、お腹が張るなどの症状が見られ、以下のタイプに分類されます。


・便秘型: 便秘になりやすいタイプ

・下痢型: 下痢になりやすいタイプ

・混合型: 下痢と便秘が交互に出るタイプ

・ガス型:ガスが溜り、オナラが頻繁に出るタイプ


過敏性腸症候群の原因は詳しくは不明ですが、ストレスが主な誘因の一つと考えられています。


腸は自律神経系の交感神経によって働きが抑制され、副交感神経によって働きが活発になります。 


自律神経系をコントロールしている脳の視床下部という部分。 


視床下部は自律神経系やホルモンのバランスを整えて、全身の正常な働きを保ってくれています。


脳がストレスを感じると、自律神経系を介して腸の運動に影響し、便通異常を引き起こすと考えられています。



過敏性腸症候群は特別な病気ではなく、気づかないうちに多くの人が経験しているものです。


ストレスを軽減させることは、過敏性腸症候群の改善につながります。


また自律神経は、生活のリズムが乱れることでその機能に影響があるので、ライフスタイルの見直しも重要です。


動物性脂肪の多い食べ物や香辛料などの刺激物を多く摂ると症状を悪化させるきっかけとなることがあるため、控えるようにしましょう。



○アロマでできること


過敏性腸症候群による胃腸の不調にも、アロマを用いたストレスケアがおすすめです。


自分にぴったりの香りで、ストレスを軽減しお腹の調子を整えましょう。


☆トリートメント法


精油を希釈したトリートメントオイルを塗布する方法です。


ホホバオイルスイートアーモンドオイルなどの植物性のオイルをベースに、精油を1%以下の濃度になるように混ぜたトリートメントオイルを肌になじませ、やさしく塗布します。


お腹全体にのばし、おへそを中心に、時計回りに優しく塗布していきましょう。


大腸の機能をよくする合谷(ごうこく)や

下痢を和らげてくれる腹瀉点(ふくしゃてん)などの手のツボ押しも同時に行ってみるのはいかがでしょう?



手のツボ押しであれば、トリートメントオイルをロールオン容器にいれておくことで、通勤中など外出中も手軽に塗れておすすめですよ♪


※ 肌の弱い方は、低い濃度で試してからお使いください。



○おすすめのアロマ


過敏性腸症候群には胃腸の調子を整えてくれるアロマがおすすめです。


・便秘やガス溜りに

ペパーミント、レモン、スイートオレンジなど


・ストレス時の腹痛に

ラベンダー、カモミール・ローマン、マジョラム、ネロリなど


精油の薬理作用にこだわりすぎず、自分が心地よいと感じる香りを選んでください。


過敏性腸症候群はストレスが大きく関係あると考えられているので、「この香りを嗅ぐと落ち着く」というような、自分だけの香りがあると心強いですね。


しかし急激な下痢などは、感染性の腸炎などの可能性もあり、医療機関を受診するなど適切な処置が必要な場合もあります。


また過敏性腸症候群であると診断されるためには、検査を受け、大腸がん等の重大な病気ではない可能性を排除しておく必要があるので、一度医療機関を受診しましょう。



下痢や便秘くらいと放置せず、自分の体に目を向けてしっかりケアしてあげ