2024/02/23 14:34
若い頃はいくらでも寝られたのに、最近疲れているのに寝付きが悪い…
歳のせい?睡眠薬が必要?
床に就いてもなかなか寝付けない状態を「入眠障害」と言います。
睡眠薬を試す前に、アロマでできることがありますよ!
○入眠障害はなぜ起こる?
眠れない=不眠症というイメージの方が多いと思いますが、睡眠の不調は
・入眠障害:寝つきが悪い
・中途覚醒:眠りが浅く途中で何度も目が覚める
・早朝覚醒:早朝に目覚めて二度寝ができない
に分類され、それらが原因で日中に倦怠感や集中力低下などの不調がでる場合に不眠症と言われます。
「眠れない」という状態は誰しも経験したことがあると思いますが、普通は自然に改善し、再び眠れるようになるのがほとんどです。
しかし眠れない状態と日中の不調が週に3日以上あり、それが3カ月以上続く場合には「慢性不眠症」と言われ、治療を受けないと回復しにくい状態となります。
また眠れないと「明日も仕事なのに」「早く眠らなければ」という不安や焦りで余計に眠れない…ということもあるのでは?
これは「不眠恐怖」といい不眠がさらに悪化する原因にもなります。
眠れなくなる原因は一つとは限りません。
例えば、ストレスや緊張、ホルモンバランスなどによる自律神経の乱れ
体の痒み、痛み、鼻詰まりや咳などの呼吸症状、夜間頻尿
服用中の薬による影響
カフェインやニコチン、アルコールの過剰摂取
騒音や光、寝室の温度や湿度が適切でない
寝る直前までテレビやスマホを見ている
などなど…
不眠症状を改善するには、原因になるものを可能な限り一つ一つ取り除いていく必要があります。
また適度な運動や、体内時計を整えるために朝日を浴び、規則正しい生活を心がけるなども重要です。
その人にとって必要な睡眠時間は人それぞれ。
何時から何時間寝なければいけないというものではなく、日中に不調が出現しない程度に睡眠をとれることが重要です。
○アロマでできること
アロマは薬のように効果がうたえるものではなく、「香りを嗅ぐだけで眠たくなる」というわけではありません。
しかし人間の嗅覚は脳とダイレクトに結びついており、香りを嗅ぐことで、交感神経から副交感神経優位に切り替わりやすくなります。
副交感神経が優位になることで、リラックスして安眠が期待できると言われています。
簡単に言うと、心身共にリラックスできる心地よい香りで「脳のスイッチを眠りモードに切り替える」と言う感じ。
アロマはあくまで眠るためのルーティーンの一つとして取り入れてみてください。
○おすすめの使い方
・芳香浴
ディフューザーやルームスプレーにより香りを楽しむ方法です。
一番簡単なのはティッシュやタオルに精油を1滴含ませて、枕元におく方法。
これならお手入れもいらずお手軽です。
枕元に精油を置いておけば、寝る前だけでなく、途中で起きてしまった時にも付け足して使えます。
・沐浴法
浴槽に適温の湯をはり、重曹やバスソルト等に精油を加えて馴染ませたものをお湯に加え、よく混ぜてからつかります。
お湯につかるだけでも安眠効果が得られますが、そこに安眠におすすめの精油をプラスすることで相乗効果が期待できます♪
精油の目安 全身浴 : 1~5滴 半身浴 :1~3滴
※肌に刺激を感じた場合は直ちに流してください。
○おすすめの精油
睡眠を司るホルモン「メラトニン」はセロトニンと言うホルモンから作られるため、セロトニンの分泌を助けるとされる「酢酸リナリル」を含むラベンダーやベルガモット精油がおすすめです。
ラベンダー+スイートオレンジも安眠効果があるとして有名な組み合わせです。
またヒノキに含まれるカジネンなども鎮静作用が報告されており、不眠症への効果も期待できると言われています。
しかしいくら安眠に良いといっても、香りが好みでない場合はかえって心身のストレスになってしまうため、実際に香りを試してみて、自分が「一番落ち着く」と感じる香りを選ぶのがよいでしょう。
・ラベンダーフランス 10mL(BASE~アロマのくるみ~ 税込1,540円)
・ベルガモットFCF 10mL(BASE~アロマのくるみ~ 税込1,870円)
・ひのき 10mL(BASE~アロマのくるみ~ 税込1,540円)
・夜用アロマ(ラベンダー+スイートオレンジ)10mL(BASE~アロマのくるみ~ 税込1,980円)
就寝前のリラックスタイムのためにブレンドされた、シーン別ブレンドアロマのNightシリーズもおすすめです♪
家庭での不眠対処で効果が出ないときは無理をせずにかかりつけ医または専門医に相談しましょう。
睡眠薬も医師の指示に従い、適切に使用すれば有効です。
睡眠の不調は放置せず、自分の体に目を向けてしっかりケアしてあげましょう♪